当初から当院で勤務していた衛生士からの要望もあり、
2021年7月当院は増患により新規で衛生士を1名増員しました。
私も雇い入れ時は衛生士を1名確保したら少し営業利益が上がると思っていました。
何しろ、非常に患者さんが多く当日予約が取れないのですから。
実際に7月から1名衛生士を増員した結果、1日の来院患者数は23名→28名に増えました。
しかし、当初から当院の特徴としてメンテナンスで来院する患者さんは少なく、カリエス治療が殆どの為、
以前より歯科医師は忙しくなり、衛生士は手が余る状態になりました。
勿論、リコールのはがきは出してはいるのですが、コロナ禍の現在、急性の歯科治療以外は皆さん控えている印象です。
1日30名近くの患者さんを診察していると疲労困憊になります。
そして、今年の1月に2021年度の決算が出ました。
結果:売上増加 営業利益減少となってしまいました。
頑張って働いたのに利益がマイナスなのかと信じられない気持ちでした。
考察としては、個人の歯科医院の場合、人員を多く雇い、様々な治療オプションを用意する事は避けた方がいいと思います。保険治療を中心に、自費治療はセラミッククラウンと自費のデンチャーのみ、難しい埋伏歯の抜歯は紹介で対処する。
仮に営業利益が増加した処で、所得税・住民税・社会保険料が増加する為、その分相殺され純利益は微増に留まるでしょう。
それより、疲れない程度に働き、経費を削減し、措置法を活用した診療に切り替えた方が効率がいいと考えます。そして、余剰の資金はインデックスファンド(s&p500)で運用。
私の知り合いに開業し、2.3年で法人成りに成功した先生がいるのですが、働きすぎが原因か解りませんが、まだ若いのに肝臓を悪くしております。はっきり言っていつか倒れるのではないかと非常に心配しております。医院長が倒れたらその歯科医院は廃業する可能性が高いでしょう、無理は禁物です。