こんな私でも歯科開業医になれちゃいました

この度、歯科医院を開業致しました。 これまでの歯科医師人生で気づいた有益な情報や 趣味の読書と投資についてもブログで綴っていこうと思います。

居抜き開業

開業費を極限にまで抑えたい方は居抜き開業を視野にいれてもいいのかも知れません、

私も開業を志した当初は居抜き物件を中心に開業を考えておりました。

2.3件紹介をしてもらいましたが、居抜きで開業する事はありませんせした。

その理由としては、

1.機材や内装が古く結局、殆ど新しく買い換えないと引き続き診療が出来ない

医院を継承したい先生は多くの場合それなりに高齢です。平均70歳前後だと思います。30歳で開業し一度も機材や内装をやり直していない場合、40年間使い続けていると考えられます。そのまま使用する事で故障が頻発する可能性があり、事故発生のリスクになると考えられます。

2.譲渡希望価格がかなり高い

仲介業者は間に入っていない場合、譲渡希望価格は医院を継承したい先生の言い値で決まる事が多いです。それなりの年数使い込んでおり、機材や内装の状態を見てもそこまでの値段はしないだろうと思ってしまう事例が何度もありました。医院を継承したい先生の殆どが年上の先生になりますので、値段交渉は気が引けて出来ませんでした。

3.色々な条件を付けてくる

引き継ぎの患者さんが心配なので1年間勤務医として勤務してから適性を見て、それから継承したい:1年後に適性が無いと判断されたらどうすればいいのでしょう

スタッフ全員を引き続き雇用:適性な人数であれば再雇用は可能だと思いますが、スタッフの人数が多すぎる場合、経営を圧迫する可能性があります。

4.物件の立地が旧道沿いや人気のない商店街にあるの場合

数十年前は人通り多かったのかも知れませんが、人の流れが変わってしまい、目立たない状態になってしまっている物件も多くありました。

これらの理由から居抜き開業は通常の新規開業に比べは難易度が高いと思います。