こんな私でも歯科開業医になれちゃいました

この度、歯科医院を開業致しました。 これまでの歯科医師人生で気づいた有益な情報や 趣味の読書と投資についてもブログで綴っていこうと思います。

第115回歯科医師国家試験

今年は115歯科医師国家試験ですね。

受験生の皆様、本当にお疲れ様です。

最近は私が受験した10年前よりも更に合格者が減少し、非常に難関な試験となっています。

今回は歯科医師国家試験の勉強の思い出についてお話ししようと思います。

まずは勉強の開始時期です。

開始時期は4年生後期から、歯学総体が終わって部活を引退してから本格的に国家試験の勉強を始めました。

4年生後期からのタイムスケジュールです。

8:30 起床

9:00~16:00 大学

16:30~21:00 昼寝

21:00~22:00 お風呂、夕飯

22:00~7:00 勉強

7:00 就寝

睡眠時間:6時間

勉強時間:9時間

休日は大学に行かなくていい分、もっと勉強をしていました。少なくとも14時間以上はやっていたと思います。

4年生だったら普通CBTの勉強をするのではと疑問に思う人もいるのかも知れませんが、

私の場合はCBTの事を無視して国家試験に向けて勉強を2半の間やり込みました

国家試験がラスボスでCBTが中ボスみたいなものですから、ラスボスを倒せる位のレベルがあれば中ボスなど簡単にやっつけられると思ったからです。

私の好きなドラクエⅴに例えるとブオーンの事は無視しエスターク討伐に向けて懸命にレベル上げをするみたいなものです。

もしかしたら、20代の学生さんには解りにくい例えだったかも知れません。

結果、取り掛かりが早かった分、学年では常に上位10%以内をキープしCBTと国家試験両方に難なく受かりました。

私の勉強法

4年生後期まで、ロクに勉強していなかった為、学年では下位10%には入っていたと思います。

知識としてはインレーとクラウンの違いがよく解っていませんでした。かなりの重症です。

まず最初に取り掛かったのはDES歯学教育スクールから出版されているANSWERです。

この本の回答が問題をみたらすぐに出るように丸暗記から始めました。

丸暗記が終わったら内容を理解するように努め、解らない用語は「サイドリーダー」や教科書などで一つ一つ無くしていきました。

そして今はあるかわかりませんが、「国試の鉄人」を使い、○○○の法則など永久歯の生え変わる時期や、外科矯正がどの不正咬合に適応されるかなどを勉強しました。

特に、この「ANSWER」と「国試の鉄人」が参考書のメインになり、この本をボロボロになるまで勉強をした記憶があります。

更にこの ANSWER」は、1~4学年で行われる通常の科目試験でも非常に有効です。

よく出てくる用語や大切なポイントは忘れたらすぐにインプット出来る様に「国家試験ノート」を自分で作製しました。

当時、麻布デンタルアカデミーでは6年生を対象にした現役生コースがあり、受講生は私を含め、3人しかいませんでしたが、1日1教科内容の濃い授業を受けていました。流石、プロの予備校講師だけあって教えるのがとても上手でした。

そして、模試はすべて受け、試験前にはその模試で受けた問題を再度勉強し直しました。

模試は予備校が今年出る可能性のある問題を予想し作製してある為、似た問題が国家試験でも複数出題されました。

以上が私がした勉強法をザックリお話しさせて頂きました。

そして、何より大切なのは国家試験に受かりたいという熱意です。

大学生は何かと勉強以外にする事が色々あると思います。

しかし、大学に入学した目的は言うまでもなく歯科医師になる為です。

そして、ご両親は可愛い自分の子供の為に私立なら3000万円程度、公立なら350万円程度の大金を支払って大学に通わせているのです。

将来、子供が歯科医師になって働き、一人でも生活が出来、お金の事で困らない様にと。

私も4年生後期から猛勉強をしたきっかけはその事に気付いたからです。

やはり、両親には心配を掛けたく無いですからね。

学生の皆様、もう少しの辛抱です。

頑張って下さい。応援しています。

※このブログを見ている方でこの様にしたらもっと効率がいいなどの勉強法があれば是非教えてください。私の国家試験の勉強法は10年以上前の話ですので今となっては古いのかも知れません。